パリも寒さは残りますが光は確実に春へと誘ってくれていますね。
少しずつ膨らむ桜の蕾が愛おしい、大地が喜び歌う季節ももうすぐ....
しあわせブログにご訪問いただき、ありがとうございます。
ブログ第1話として、生まれたばかりの私たちのネットワークの
発足までの経緯を、今日は綴ってみようかと思います。
*
2017年12月、きっかけは発起人のふたりの出逢いからでした。
とても寒かったその日、とあるドキュメンタリー映画の上映会に赴いた私は、
きめ細やかなオーラを放つ女性に目を惹れました。
「いったい何者なんだろう、、、、、!?!?」と、
話しかけないといけない直感を感じていました。
(こうやって書くとストーカーみたいですね。笑)
上映会後の懇親会ランチで同席し、
その女性が「バースドゥーラ」という、妊娠、出産の付き添い人として
いままで様々な国で出産に関わってきたと伺いました。
そんな仕事があることを初めて知り興奮するだけでなく、
出産と女性の可能性への熱意を感じ、
ただただひたすら感動しました。
それが、発起人のひとりである、木村章鼓さんでした。
(章鼓さんのHPは こちらを御覧ください)
私たちは数日後には再会しました。
臨月を迎えた友人とともに、すべての女性に備わっている
“しあわせなお産ができるちから”について
さまざまな話に花が咲きました。
“究極にリラックスした空間ならば、
いきまずとも赤ちゃんは生まれてこれる”
という話に、驚きを隠せず、興奮したのを覚えています。
私自身の出産前に聞きたかった、、、、とも思いました。
その夜、私は章鼓さんにメッセージすることとなります。
「パリで新たに生まれてくる命のために、
私たちで声を大にして伝えていきませんか。」
*
かくいう私は、2015年にパリの助産院で出産しました。
パリという地に根づいて20年、
音楽家としての活動を休止して迎えたこの一大イベントで、
すべての価値観がひっくり返ってしまうとは思いもしないことでした。
人ってこんなに愛に溢れて生まれてくる、愛されるということ。
女性の身体が持つ完璧な可能性に感動し、一喜一憂しながらも
ひたすら娘と私自身の日々の成長を味わってきました。
いのちのネッサンスは、女性のルネッサンス期でもあるのだと…
一方、今まで気付きもしなかったデリケートな視点も得ることになります。
ひとつの命が生まれ、この世界に馴染むとても重要な時期なのにも関わらず、
欠乏するサポートや情報の数々。母国語でのケアの重要性。産後の孤独。
ひととひとの間に本来あるべき、ぬくもりある繋がり…
多くの友人と子供達に出会い、支えられながら、
私自身も悩んだり乗り越えたりを繰り返し、
いつしか、支えることができるようになりたいと願ってきました。
妊娠、出産を機に、娘の成長とともに様々な人生の豊かさを与えられたのは、
ほかでもない私自身だったと、今でこそ思うのです。
だからこそ、その豊かさへの感謝を、
これからの未来に還元したい、循環させたい、と願っていました。
その願いに、章鼓さんとの出逢いによって、灯がともりました。
*
ネットワークを作りましょう!というアイデアが生まれてから1ヶ月後。
共感が共感を呼び、2018年1月には
同じ願いを潜在的に持っていた女性たちが集いました。
アーティスト、ヨガインストラクター、オステオパシーや
女性のからだのスペシャリスト、、、様々なかたちでの出産を経て、
ルネッサンス期の重要性を実感してきた素晴らしい方達と
繋がることとなり、胸が熱くなりました。
奇しくもその朝、
出席予定だった臨月のメンバーさんがパリ市内のご自宅で出産されたのでした。
パリのしあわせバースを象徴するように、祝福されながら…
***
こうして生まれたしあわせバース@パリ。
すべての女性と赤ちゃんの未来がすこしでも楽にしあわせに過ごせる様、
場づくりや知恵の共有を通して応援していきます。
私たちの命ができること、いっぱいしていきますね!
( 発起人 坂川 奈緒子)
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次回のプレママおしゃべり会は、4/11を予定しています。(詳細はこちらから)
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